健康祈願

健康祈願
「健康祈願」
 
大宇宙大神霊・仏よ(氏名をいう)に
光をお与えください
私たちはこの現象界で
肉体という舟に乗り 魂を磨き
神仏の体であるこの地上界に
平和で安らぎのある
ユートピアを建設せんがため
肉体を持ったのでありますが
眼・耳・鼻・舌・身・意(げん・にい・び・ぜつ・しん・い)の
六根煩悩に支配されて
多くの罪を犯してまいりました
私たちの罪をお許しください
私たちは正法に帰依し
自分の使命を悟りました
私たちの心に光をお与えください
心に安らぎをお与えください
当体に憑依(ひょうい)しているいっさいの霊よ
あなたたちは人間に憑(つ)いてはいけません
あなたたちが憑依していると
精神的にも肉体的にも苦しみ
私たちは魂を磨くことができません
この現象界は
あなたたちの住む世界ではありません
あなたたちはいっさいの執着から離れなさい
あなたたちも正法を悟って光の世界へ帰りなさい
実在界の諸如来 諸菩薩(光の天使)よ
この迷える霊をお救いください
実在界の諸天善神よ
迷える霊をいっさいの魔よりお守りください
迷える霊よ
人間界の人びとに憑いていては
安らぎを得ることはできないのです
神仏に祈願して
よく自分自身を反省しなさい
神理の心行を供養しますから
心によく銘記してください
(心行を朗読する)


最後の一文 心行を朗読するについて

心に愛があってこそ
 
 健康祈願を紹介させていただきましたが、正法の説く健康祈願とは自らの心と共にあります。その心が、無償の慈悲愛という自分自身の本当の心でなければ、神の光は決して自分にも祈る相手にも届くことはありません。
中にはお金を取って、加持祈祷の類をするものがいます。
護摩を焚き、或いは祈りを書いた札を納め神と称するものに祈る者もいます。しかし、たとえこのような方法で一時的に病が治癒できても、その人の心は本当に救われているのでしょうか。
心のない、真実でないものは心に平穏をもたらすことはできません。自分自身にも、相手にもです。
たとえ、加持祈祷、拝み屋によって病が治ったとしても、そのようなものは動物霊や悪霊の類であることが実態で、一旦快癒したかのように見えても、一時的なものであったり、実際には治っていないのが実情です。
正法では人間の心を置き去りにすることはありません。
その人の心が救われなければ、たとえ病が治ったとしても本当の救いとは程遠いものです。
病というものもある人にとっては人生における一つの勉強であったり、自らの心と行いを振り返る、自分自身と向き合う転機となることがあります。
その病が自らの偏った心に原因があれば尚更です。心と体は一体です。
その原因を修正し、心に暗い影を落としていたならばよく反省することです。
しかし、宗教家の中には病になるのは信心が足りないからだとか、神仏や先祖の罰が当たったからだと説く者もいます。しかし、これは真実ではありません。
このような事を説く宗教家は法を説き得ないのです。
信心とは自分の心を信じることです。嘘のつけない自分の心を信じることです。それがなぜ、不調和な祭壇を祭り、団体に所属し、祈り、題目を上げ、布施と称して金品を渡すことがどうして信心というのでしょうか。
そのようなことを説く宗教家の心に愛はありません。
確かに原因と結果、作用反作用の法則は過去前世からの「宿題」ということも多く、その影響が今世において現れることがあります。
しかし、いずれにしても、それはその人が今世に於いて悟るための菩提であったのです。ですから、その原因を自分で作ってしまった以上は、自分で修正しなければなりません。
何かに祈って救われることはありません。
本当の健康とは心身の調和によりもたらされるものです。それには自らの心と行いを見なおさなければなりません。
また、たとえ病が治らなかったとしても、その苦しみによって心まで傷つくことはありません。病気の苦痛があっても心は健全であるという事実を大切にしなければなりません。
心行は尚更朗読すればよいものではありません。迷える魂に読んで理解してもらうことも大事ですが、心行をただ朗読し良しとする安易な事は正法ではありませ。
理解し、実践する中で光明が現れることでしょう。
ただし、正法は医学を否定するものではないことを知らなければなりませ。真実の医学は正法とともにあります。人間の心を中心として出発する医療で無ければならないのです。
医学の研究は、それが慈悲愛の心からのものであれば天上界の協力を得て、更なる進歩がなされることでしょう。
細菌性の病、らい病や熱帯雨林の熱病などは勿論、医学でなければなおりません。古くはらい病は神仏の罰という宗教家もいましたが、断じてあり得ないことです。
医学も突き詰めれば、人間の心の実在、色心不二というものに突き当ります。それ故に、医学を否定する宗教は邪教の誹りを免れ得ないのです。
原因と結果の法則を否定して、祈れば健康になる、或いはこのような薬草、食べ物を食べれば健康になると言う一切は間違いです。
全ては、調和です。健全な生活、健全な心、そして相互の協力、食事にしても健康的なバランスのとれた食事が大事な事は誰もが分かることです。不調和な偏った食事は病気の原因となります。
また、最近では公害、薬品、放射能と言ったことが原因の、個人の努力ではどうにもならない問題も出ていますが、これはしかし、私達は同時代に生きる同級生として、厳しい事ですが全く責任がないとはいえないのです。
その不調和を是認して、社会の一員として生活するならば責任は必ずついてくるからです。
しかし、もしその原因が分かったならば、それを修正すのも私達生きている人間の大きな責任であり、義務であります。
しかし、人間は過ちを修正することができます。公害や放射能の害は人間にとって脅威となっていますが、私達が真実に目覚めたとき必ず光明が見い出されることになるでしょう。
 



 

 

更新情報・おしらせ

【2012年5月6日】更新

 

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